ペットシッター
2021.04.05ペットシッターを頼むときの料金相場と注意点を解説!
旅行や単身世帯での出張などで、家族全員が家を開ける際に、ペットのお世話を依頼するにはどのような手段があるでしょうか。
現在ペットを預けるサービスにはペットシッターとペットホテルがあります。今回はペットのお留守の際に利用するペットシッターサービスと、ペットホテルの利用にかかる費用感と、それを選ぶときに注意するポイントをいくつか紹介します。
ペットシッターサービスの料金相場について
ペットシッターとペットホテルのサービス内容と料金相場を解説します。
自宅でお世話してくれるペットシッター
ペットがペットホテルなどに移動したり預けることなく、ペットが普段生活しているお家でお世話をしてくれるペットシッターです。
飼い主が仕事や旅行、病気やケガなどでペットのお世話が出来ない場合お家でペットのお世話(おトイレの掃除や、食事、散歩)を代行する仕事です。
ペットシッターの料金相場
ペットシッターの料金は、ペットの大きさ(体重)で基本料金が決まります。ペットシッターのお世話の時間は1日当たり1時間。下記はとある全国チェーンのペットシッター1時間の基本料金です。
基本料金 | 追加料金 | |
小型犬 | 2,700円 | 1,000円 |
中型犬 | 3,000円 | 1,500円 |
大型犬 | 3,300円 | 2,000円 |
猫2匹まで | 2,700円 | 500円 |
ペットシッターの料金は二頭目以降は、一匹当たりの基本料金が更に課されるのではなく基本料金への追加料金になるのでお得になります。
ただ基本料金はペットシッターだけの料金であり、基本料金以外にも以下追加料金(初期費用、交通費、時間延長、割増料金)が掛かり、料金の合計は基本料金と追加料金になりますので注意して下さい。追加料金の中でもシッターの交通費は必ず掛かります。
- 初期費用:依頼する上での入会金や登録料 1,000円程度
- 交通費(出張料金、交通費):シッターさんの支店からの交通費実費
- 時間延長:15分や30分の延長で追加500円など
- 割増料金:依頼が込み合う年末年始、GW、お盆や当日予約は500~1,000円で割増料金がかかるケースが大半
ペットホテルサービスとの比較
さまざま動物と過ごすペットホテル
ペットシッターとペットホテルの大きな違いは、お世話する場所にあり、ペットシッターはペットが普段住み慣れたお家の延長の環境でお世話をしてもらえます。ペットホテルはペットが一か所に移動してさまざまな他の動物と一緒に過ごすかの違いです。
ペットホテルの料金相場
ペットホテルの料金は、ペットの大きさ(体重)によって料金相場が異なります。下記はとある全国チェーンのペットホテルの一泊当たりの料金です。
種類 | 基本料金 |
小型犬 | 3,500円 |
中型犬 | 4,500円 |
大型犬 | 5,500円 |
ペットホテルの料金は1頭当たりで、2頭目以降も1頭ごとに加算されま(1部2頭目から割引なるところもあり)料金はペットホテルだけの料金であり、それ以外にも以下の料金が掛かります。期間により依頼が込み合う年末年始、GW、お盆や当日予約は割増料金がかかることが多いです。
料金だけを見た場合、基本料金だけを見た場合ペットシッターもペットホテルも同じくらいですが、ペットシッターはシッターの交通費などを追加するのでペットシッターの方が料金は高くなります。
ペットシッターサービスとペットホテルのメリット・デメリット
ペットシッターとペットホテルそれぞれ料金以外にも、ペットへの負担や家の鍵を預ける安全面の問題にメリットとデメリットがありますので参照ください。
ペットシッターのメリット
ペットシッターのメリットを下記にまとめました。
✅ ペットが自宅で過ごせるためペットへの負担が少ない:ペットにとってペットホテルへの移動のストレスや、ホテルでさまざまな動物と過ごすストレスが無い
✅ ペットを預ける必要が無いため飼い主の負担が少ない:飼い主にとってペットホテルに預けるにはホテルまで車で届けるか迎えに来てもらう必要があり時間や負担がかかるがそれが無い
ペットシッターのデメリット
ペットシッターのデメリットを下記にまとめました。
✅ ペットシッターに自宅の鍵を預ける必要がある:ペットをお家で世話してもらうにはペットシッターに自宅の鍵を預ける必要がある
✅ ペットの緊急事態への対応が出来ない:ペットシッターは1時間お世話をしてくれるサービスなのでペットと24時間一緒にいてくれるわけではないのえペットの急な病気には対応できない
ペットホテルのメリット
ペットホテルのメリットを下記にまとめました。
✅ 外部に預けるので防犯上安全:ペットシッターのように自宅の鍵を他人に預ける必要が無い
✅ 緊急事態に対応可能:ペットの周りにスタッフがいるのでペットの急病に対応できる
ペットホテルのデメリット
ペットホテルのデメリットを下記にまとめました。
✅ 移動や生活環境の変化へのストレス:ペットは移動したりいつもと違う環境や他の動物がいる環境に置かれると非常なストレスを感じることが多い。また環境が悪く感染症をもらってしまったり狂暴化するケースもある。
✅ 飼い主にペットの預け&受け取りの負担がある:飼い主がホテルに預けるの預けたり受け取ったりの移動などの負担がある
ペットシッターサービスを選ぶときの注意点
ペットシッターを選ぶとき一番不安なのが防犯面です。ペットを普段生活しているお家でお世話してもらうので、お家の鍵をペットシッターに預けなくてはいけません。他人に家の鍵を預けるなんて身元の保証はあるの?そこで安心面向上の助けとなるペットシッターを選ぶの基準となる資格を紹介します。
「第一種動物取扱業」の標識や名札の説明と確認
ペットシッターのお店が「動物取扱業」の届け出を出しているか確認します。動物取扱業とは、第一種動物取扱業を行う場合、事業所ごとに動物取扱責任者を置くことが動物の愛護及び管理に関する法律に定められています。動物取扱責任者が動物取扱責任者者研修を受け、第一種動物取扱業者の義務について学ぶと、動物取扱業の届け出を出すことができます。動物取扱業の届け出を出していることが、経営者がしっかり法律に基づき動物取扱責任者を置いてお店を運営しているという証明になります。
ペットシッターの資格を取得している人が所属するサービスを選ぶ
ペットシッターの公的な国家資格というのは存在しません。そのためペットシッター関連の資格を取っていることが、ペットシッターへの信頼の証のバックアップになります。ペットシッター関連の資格は下記のとおりです。
- 認定ペットシッター
- ペットシッター士
- 愛玩動物飼養管理士(1,2級)
- JKC愛犬飼育管理士
- 家庭動物管理士
その中で一般的な資格は認定ペットシッターとペットシッター士になります。
ペットシッターを頼むときの料金相場と注意点まとめ
家の鍵を預けた相手のもしくは企業の身元をハッキリさせ、もし何かあった場合に追及や証明が容易にできるようにしてあることがトラブル防止になります。
動物取扱業者の届け出があることやペットシッター関連の資格を持っていることが、家の鍵を預けることへの安全面での補償になるわけではありません。
しかしその経営者が動物取扱業者の届け出をして尚且つペットシッター関連の取得をしていることが、ペットシッターに鍵を預けることの安全への信頼になっているのです。
ペットシッターにするかペットホテルにするのか? 十分にメリット・デメリットなどを考慮したうえで実際にお店に足を運び納得できるサービスにお金を払いましょう。