ペットシッターのお仕事
2021.11.26ペットシッターになったら儲かる?気になる年収・収入について解説!
ペットシッターになったら儲かる?気になる年収・収入について解説!
旅行や仕事で家を空けるときにペットのお世話を頼むペットシッター。
ペットシッターは高い給与をもらえることをご存知ですか?
ペットシッターは無資格でもなることはできます。
しかし、資格を持っていたり、ドッグトレーナーやトリマーの資格も同時に持っていたりすればさらに高い給与も得ることができます。
この記事では需要が増してきているペットシッターの収入について深堀りしていきます。
ペットシッターてどんな仕事?
ペットシッターは依頼主である飼い主に代わってペットの世話やしつけを行う仕事です。具体的にはペットのご飯のお世話、トイレのお世話、散歩などをします。
飼い主が仕事や旅行などで不在の際に依頼するサービスなので、お盆や年末年始といった連休の際に仕事が多くあります。
ペットホテルでは普段の環境と違い、ペットにストレスがかかる可能性があります。ペットシッターに頼めば、普段の環境でペットが過ごすことができるので、ペットシッターの需要は高まってきています。
ペットシッターと混同されがちなのがドッグトレーナーですが、ドッグトレーナーはしつけに関してより専門的な職業です。
ペットシッターは犬だけでなく、猫や鳥、蛇など多岐にわたる種類のペットの世話をするお仕事です。
関連記事
https://sewakl.jp/wp/column/1001/
ペットシッターの働き方
ペットシッターの働き方を「アルバイトとして働いた場合」、「社員として働いた場合」、「個人事業主として働いた場合」の3パターンをご紹介いたします。
アルバイト・パートとして働いた場合
まず給料ですが、時給900円〜1,500円が相場の値段になってきます。
仕事内容は「ペットのお世話全般」として載っていることが多いです。
主な業務はペットにご飯をあげたり、トイレのお世話をしたり、散歩に連れて行ったりなどです。犬のお世話をする場合は簡単なしつけを任されることもあります。
社員として働いた場合
社員としてペットシッターの仕事をした場合、月給は18万円〜30万円ほどが相場です。
基本的な仕事内容はアルバイトと一緒です。ペットにご飯をあげたり、トイレのお世話をしたり、散歩に連れて行ったりすることが業務となります。
これに付随してより専門的で実践的な知識や経験を求められることが多くなります。
例えば、ドッグトレーナーのように犬のしつけを任されたり、毛のトリミングを任されたり、依頼主の方のお部屋の掃除を任されたりすることもあります。
このように、ペットシッターとしての知識にプラスして専門的な知識や経験が必要になります。
個人事業主として働いた場合
個人事業主としてペットシッターになった際の収入は仕事の量、金額設定によって変わります。
年収は数百万円から1,000万円以上まで幅広いです。
犬のお世話の場合一時間あたり3,000円ほどが相場です。一日3時間お世話をすれば収入は9,000円です。しかし、一時間あたり5,000円もらえれば一日3時間のお世話で15,000円を収入としてもらうことができます。
このように値段設定やどのくらいの時間働くかを自分の裁量で決めることは個人事業主でペットシッターをすることのメリットです。
デメリットは事務作業も自分でする必要があることです。
顧客情報の管理やホームページの作成、集客などを自分の力でしなければなりません。
実際のペットシッターの求人一覧
この章ではペットシッターの実際の求人をご紹介します。
この求人情報は求人サイト「Indeed」、「求人ボックス」にて掲載されていたものになります。
「アルバイト・パートの求人」と「正社員・契約社員の求人」の2つに分けてご紹介します。
- 仕事内容
- 必要な資格
- 給与
この3項目についてまとめています。
アルバイト・パートの求人
1つ目の例です。
仕事内容はご飯をあげる、トイレのお世話、遊んであげる、散歩するなどの基本的な内容になっています。
この仕事では動物関連資格が必要でした。
動物関連の資格はいくつかあり、いずれも講義を何回か受けて試験を突破することで取得できます。
関連記事:
給与は日給1,500円〜3,000円でした。
続いて、2つ目の例です。
仕事内容はペットシッターのお仕事としか書いてありませんでした。
「お客様のご自宅のところに行ってお世話をしていただくお仕事になります。」とあるので、ご飯をあげたり、トイレのお世話をしたり、散歩をしたりするのがメインのお仕事でしょう。
応募資格に関しては未経験の方でもOKのようで、研修もあるようです。
必要資格もないので安心して応募できますね。
給与は時給1,350円〜ということで普通のアルバイトよりも時給は高めに設定されていました。
社員の求人
1つ目の例です。
仕事内容は「犬のトレーニング、接客、商品の販売、お手入れ、清掃など」となっています。
正社員として雇われるとなると、動物のお世話ができるだけでなく、犬のトレーニングや接客など他の業務も行うようです。
必要な経験資格に関しては専門学校で専門的に学んだ方か実務経験が2年以上ある方、または犬を10年以上飼ったことがある方でした。
アルバイトの募集と比べて、より専門的な知識や豊富な経験が求められていることがわかります。
給与は月給180,000円〜300,000円で、豊富な経験がある方は優遇されます。
続いて2つ目の例です。
仕事内容は清掃作業をしつつ、ペットを飼っている家庭ではペットシッターとしてもお仕事をするようです。
必要な経験資格に関しては特にありませんでした。
しかし、ペットシッター、トリマー、トレーナーの資格を持っている方を優遇したり、清掃業界の経験者も優遇しているようです。
月給は18万円〜でした。
ペットシッターになるための資格について
結論から言うと、ペットシッターになるために必要な資格はありません。
誰でもすぐにペットシッターになることは可能です。
しかし、民間の団体がペットシッター関連の資格を作っています。お客様の信頼を得るためにも資格はとっておくほうがベターです。
ペットシッター士
ペットシッター士はNPO法人日本ペットシッター協会の認定する資格制度です。
ペットシッター士の資格のとり方は以下の3通りあります。
- 通信講座
- 通学
- カルチャー受講
通信講座
通信講座は自宅で受講することが可能です。
規定回数の添削課題を提出したあとに受験し、合格するとペットシッター士として認定されます。
通学
受講場所は教会の本校スクール(東京都練馬区中村北4-8-28鴨下第2ビル)のみです。
受講日は毎月第3月曜日から土曜日の6日間で最終日に認定試験があります。
カルチャー受講
全国各地のカルチャースクールのスケジュールに合わせて実施されます。
そのカルチャー受講後に認定試験を受けることができます。
認定ペットシッター
認定ペットシッターは「動物取扱業」の申請条件である「動物取扱責任者」に認定されることができる資格です。
この資格があればペットシッターとして開業することもできるので、大変人気な資格です。
認定ペットシッター養成講座を受講し、講座最終日に修了試験に合格することでしゅとくできます。
愛玩動物飼養管理士(1・2級)
「動物の愛護および管理に関する法律」に基づき、公益社団法人日本愛玩動物協会による認定資格です。
ペットに関する愛護や、養い育てることを意味する飼養の知識・スキルを修得して試験に合格した者が取得できる資格であるため、ペットを飼う人やペットショップ等で働く人にとっても有用な資格です。
この試験は経験は問われず知識が問われる試験なので、初めてのペットシッター関連の資格に最適です。
JKC 愛犬飼育管理士
この資格も「動物の愛護および管理に関する法律」 に基づいた認定資格です。
一般社団法人ジャパンケネルクラブの講習会を受講し、筆記試験に合格すれば認定登録されます。
ペットシッターは夢のある仕事!
ペットシッターは最近需要が増えてきて、今後もその需要が増す予想がされている職業です。
ペットシッターは無資格でも動物が好きならなれる職業です。
しかし、ドッグトレーナーやトリマーとしても働ける技術・知識を持っているとより高い給与をもらうことができます。
認定ペットシッターやペットシッター士といったペットシッター関連の資格も持っていると、よりよい条件で働くことができるので、ぜひ資格にチャレンジしてみましょう。