ペットシッター
2021.04.26これで安心、ペットシッターの保険制度を解説!
仕事や旅行の予定があって外出すると、家にいるペットのことが心配でたまらない。そのような思いをかかえている人は、ペットホテルやペットシッターにペットをあずけるとよいでしょう。
特にペットシッターは依頼主の自宅へ訪問し、ペットのお世話をしてくれます。非常に便利なサービスではあるものの、もしものことがあったときが不安ですよね。
今回はペットシッターが加入できる保険制度や、ペットシッターサービスによくあるトラブルをご紹介。実際にある保険や事例について学び、万が一のことが発生したときにも冷静に対応できるようにしましょう。
この記事でわかること
・ペットシッターが加入できる保険制度は何か
・もしペットシッターが保険に加入していなかったらどうすべきか?
・ペットシッター賠償責任保険とは
・ペットシッター賠償責任保険の対象者
・ペットシッターサービスによくあるトラブル
あわせて読みたい
ペットシッターが加入できる保険制度について
ペットシッターが加入できる保険制度2つをご紹介します。
・施設所有者賠償責任保険
・受託者賠償責任保険
施設所有者賠償責任保険
施設所有者賠償責任保険とはペットシッターが業務中、なんらかの理由があって他人に怪我をさせてしまった場合に適用される保険です。
例:ペットシッターがペットを散歩させているときに、通行人に怪我をさせてしまった場合
受託者賠償責任保険
受託者賠償責任保険とは、ペットシッターがペットに怪我をさせてしまったり不慮の事故や事件により命をうばってしまったりしたときに適用される保険です。
例:飼い主の自宅でペットシッターがペットと遊んでいたところ、ペットが高いところから転落してしまい骨折した。
例:ペットシッターがペットを散歩させていたところ、ペットが車にひかれて亡くなってしまった。
例:ペットシッターがペットをお世話している最中に、ペットが原因不明の発作をおこし突然死してしまった。
例:ペットシッターがペットをおあずかりしているときに、ペットが脱走してしまった。
もしペットシッターが保険に加入していなかった場合
ペットシッターとして開業するには、下記のステップを踏む必要があります。
⑴開業様式を選択・決定 | 個人事業主、合同会社、株式会社など |
↓ | |
⑵ペットシッターの資格を取得する | (任意) |
↓ | |
⑶動物取扱責任者をえらぶ | |
↓ | |
⑷動物取扱業の登録 | |
↓ | |
⑸ペットシッターの保険に加入 | |
↓ | |
⑹スタッフの募集・採用 | 事業規模によってスタッフを雇用する |
↓ | |
⑺開業 |
(参考:http://www.g-matsunaga.jp/article/14926053.html)
上記の手順から読みとれるように、ペットシッターの多くは開業前に保険に加入します。しかし、まれにペットシッター保険に加入していない事業者もいるようです。
ペットに万が一のことがあってはならないため、ペットシッター保険に入っている人材に依頼しましょう。
ペットシッター賠償責任保険とは
ペットシッター賠償責任保険とは、ペットシッター業推進業界の会員が加入できる保険のことです。保険の申しこみをする際は、ペットシッターそう業賠償責任保険加入依頼書に必要事項を記入する必要があります。
当保険の補償内容は「施設所有管理者賠償責任」「受託者賠償責任」「生産物賠償責任」「見舞金費用」「初期対応費用・訴訟対応費用」の5項目です。
施設所有管理者賠償責任
ペットシッターが施設の利用または管理など、仕事を行ううえで必要な施設にて発生した事故により、他人に怪我を負わせるまたは持ち物をこわすなどの過失があったとします。その際、ペットシッターは法律上の弁償責任(=相手に対してお金を支払わなければいけない)を負担することになるのです。
ペットシッター補償責任保険に加入していれば、1名・1事故につき5,000万円の保険金がおります。
受託者賠償責任
ペットシッターが仕事中にお世話をしているペット(犬と猫にかぎる)に怪我をさせた場合、法律上の損害賠償責任を負うことになります。※ペットを死なせた場合も当てはまる
ペットシッター賠償責任保険に加入していると、ペットシッターが負担する金額の補償を受けることが可能です。(1頭あたり20万円、免責金額5千円が支払われる)
生産物賠償責任
ペットシッターは自分の業務結果が原因で発生した事故により、他人の体に傷をつけたり持ち物をこわしてしまったときは、相手型に費用を支払わなければいけません。
ペットシッター賠償責任保険の被保険者であれば1店舗につき、保険金3,000万円が支払われます。
見舞金費用
被保険者が事故をおこし、第三者に対して見舞金を支払わなければならないとき、1事故につき1,000万円が支払われます。
初期対応費用・訴訟対応費用
被保険者に対して起訴された損害賠償訴訟について、初期対応費用や訴訟対応費用を補償します。(1事故につき1,000万円)
ペットシッター賠償責任保険の対象者
ペットシッター賠償責任保険の対象者は、下記のとおりです。
・依頼主の自宅で業務中に、家具や物品をこわしてしまった人
・依頼主の犬を散歩させているときに近所の犬とケンカになり、相手側の犬に怪我を負わせてしまった(ペットシッター)
・犬の散歩中に手からリードがすり抜けてしまい、道路に飛びこんだ犬が死んでしまった(ペットシッター)
※あくまで一例です
ペットシッターサービスに関するよくあるトラブル
ペットシッターがサービスを提供しているときに、よく起こりがちなトラブルをご紹介します。
散歩中の事故
ペットシッターはペットを散歩させている途中で、事故に巻きこまれることが多いです。たとえばおあずかりしているペットと近所の犬とがケンカになってしまい、ペットもしくは相手側の犬が怪我を負ってしまうケース。
ペットシッターが犬にケガを負わせた場合、当然治療費がかかります。
またはペットシッターが犬の散歩中に注意不足でリードを離してしまい、犬が交通事故にあって亡くなってしまうことも。そのほか自転車による事故や、ペットが他人にケガを負わせるなどの事故も考えられます。
家の中での事故
ペットの散歩中以外に、家の中で事故が発生することも多いです。例をあげると、ペットシッターが依頼主の家で業務中に物品をこわしてしまったり、ペットの糞尿をトイレに流そうとして便器をつまらせてしまったりなど。
ペットシッターはそうしたトラブルに対応できるよう、あらかじめ保険に加入しておくことをおすすめします。
ペットシッターに関する保険まとめ
ペットシッターに関する保険についてや、ペットシッターの過失が原因で発生しているトラブルについてまとめました。
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